“無料掲載”だけでは難しい?採用成功に近付く戦略とは!

“無料掲載”だけでは難しい?採用成功に近付く戦略とは!

求人募集を始める際、多くのご担当者様は「無料で求人掲載をすることはできないのか?」と考える方が多いのではないのでしょうか?
人材採用にはどうしてもコストがかかるもの。しかし、できるだけ予算を抑えながら、優秀な人材を確保したいというのは、すべてのご担当者様に共通する本音だと思います。
現在では、無料で求人を掲載できる媒体も多く存在し、一定の効果を出すことも可能です。しかし、無料だからこそ「見落としがちなリスク」があるのも事実です。
この記事では、“無料”と“有料”の求人掲載の違いを比較しながら、求人手法の賢い選び方をお伝えいたします。

「完全無料」の求人掲載について

まずは「完全無料」の求人掲載についてご紹介いたします。
代表的な例としては、「ハローワーク」や「地域の掲示板型求人サイト」「Googleしごと検索」などがあります。
これらは企業が費用をかけずに求人情報を発信できる貴重な手段であり、特に「スタートアップ」や「中小企業」にとっては採用活動の第一歩として非常に有効です。

<代表例>

ハローワーク(公共職業安定所)

国(厚生労働省)が運営する総合的雇用サービス機関。全国に拠点があり、企業に対して求人に関する様々なサポートを無償で提供しています。

掲載に適した企業の特徴
  • 地元採用を強化したい
  • 信頼できるサービスを利用したい

Googleしごと検索(Google for Jobs)

Google検索で求人・採用関連のキーワードを入れて検索すると、検索結果の上部に求人情報が表示される機能です。

掲載に適した企業の特徴
  • 配信面を増やしたい
  • 利用者の多い配信面で求人を掲載したい

「完全無料」の求人掲載の落とし穴

これまで「完全無料」で利用できる求人掲載についてご紹介してきました。
費用をかけずに採用活動が行えるのは、大きな魅力のひとつです。
しかし実際には、無料の求人掲載を利用している企業の中には、次のような課題を感じているケースも少なくありません。

  • 求人を出しても応募が集まらない
  • 応募があっても、自社の求める人材とマッチしない
  • 効果の検証ができず、成果に再現性がない

……などなど。

こうした悩みから、「無料での採用に限界がある」と感じ、有料の求人掲載に切り替える企業も増えています。
そこで、一般的に“無料”と“有料”の求人掲載では何がどのように違うのか、その代表的なポイントを整理してみました!

無料 vs 有料|求人掲載でできることの違い

区分 無料掲載 有料掲載
表示順位 下位表示になりやすく、埋もれやすい 上位に表示されやすく、目に留まりやすい
表現の自由度 写真や文字数、掲載数に制限がある 内容の制限が少なく、魅力を伝えやすい
サポート体制 なし 専門スタッフによる原稿作成・改善提案がある
配信設計 できない ターゲットに合った媒体や配信設計が可能
管理・分析機能 なし 応募者管理ツールや効果測定が使える
  • 上記は一例であり、サービスによって特徴は異なります。

無料掲載にはコストを抑えられるという利点がある一方で、「効果」や「工数」の面での限界も避けられません。
そこで次は、有料の求人掲載にはどのような手法があり、どのように活用されているのかを詳しくご紹介していきます。

有料の求人媒体における代表例

様々な求人掲載形態について

求人媒体の課金形態は以下の4つに分類されます。

  • 掲載課金型
  • 応募課金型
  • 採用課金型
  • クリック課金型

この記事では、特に採用費用を抑えつつ効果的に人材を確保したい企業のために、それぞれの課金形態の特徴と、具体的な媒体例を挙げながら詳しくご紹介します。

掲載課金型

掲載期間や原稿サイズに応じて、事前に固定の費用が発生するタイプの求人掲載サービスです。たとえ応募や採用に至らなくても、契約期間中は費用が発生します。
「一定数の応募が見込めるポジション」や「短期集中で露出を強化したい求人」に適しています。

<代表例>

バイトル

ディップ株式会社が運営する、アルバイト・パート領域に特化した求人メディア。
柔軟な料金体系と、動画での仕事紹介など視覚訴求に強い点が特徴です。地域密着から全国対応まで幅広く利用されています。

doda

パーソルキャリアが展開する中途採用向けの求人サービス。
掲載課金を基本とし、営業・エンジニア・管理部門など幅広い職種に対応。
原稿のタイプ(サイズや表示項目など)によって費用が変動するモデルです。

応募課金型

応募が発生したタイミングで初めて費用が発生する成果報酬型のサービスです。
掲載自体には費用がかからず、費用対効果を見ながら柔軟に採用活動を進められる点が特徴です。

<代表例>

マイナビバイト(応募課金型プラン)

マイナビバイトは、株式会社マイナビが運営するアルバイト・パート採用に特化した求人サイトです。通常は掲載課金型ですが、最近では成果報酬型(応募課金型)プランも提供されており、応募が発生したタイミングで課金されるモデルが一部で導入されています。

HRアドプラットフォーム
HRアドプラットフォーム

HRアドは、「応募課金型」であり、複数メディア掲載・自動最適化・初期費用無料といった特長を持っております。
複数の求人メディアに自動で掲載され、応募があった分だけ費用が発生するため、無駄な出稿コストを抑えられます。
他の成果報酬型サービスと比べて圧倒的にコストパフォーマンスが高いのが魅力です。
「まずは応募を集めたい」「でも費用は抑えたい」「採用業務に手間をかけられない」
そんな企業には、HRアドがもっとも現実的かつ柔軟な選択肢です。

採用課金型

実際に採用が決定した時点で費用が発生する完全成果報酬型の採用サービスです。
初期費用が一切かからず、「採れなければ費用が発生しない」ため、リスクを抑えたい企業にとって非常に魅力的なモデルです。ただし、1人あたりの採用単価は比較的高額になる傾向があり、ポジションの年収に連動した料金体系をとる場合もあります。

<代表例>

ビズリーチ(BizReach)

Visionalグループが運営する、ハイクラス人材向けのダイレクトリクルーティングサービス。採用決定時に料金が発生する成果報酬型(※一部プランを除く)を採用し、ハイクラス人材の即戦力層に強みがあります。

ミイダス(MIIDAS)※一部プランは定額あり

パーソルグループ提供のダイレクトリクルーティングサービス。
独自の適性診断やマッチング機能により、企業と求職者の相性を重視した採用が可能です。

クリック課金型

掲載求人にクリックが発生した際に費用が発生する採用サービスです。
そのため求人が何度表示されても費用は発生せず、掲載期間や求人数によって費用の変動が発生することはありません。

<代表例>

Indeed

日本国内で最も訪問数の多い求人サイトであり、求職者の目に触れる機会が多いことが特徴です。(SimilarWeb, 総訪問数, 2025年2月)
また2024年1月より始まった「Indeed PLUS」を利用することで連携求人サイトの中から最適な求人サイトに求人が表示され、より多くの求職者に向けたアプローチが可能となりました。
「Indeed PLUS」について詳しく解説したコラムはこちら

スタンバイ

2020年にYahoo!しごと検索と統合したため求人検索サイトで、Yahoo!で求人検索を行う層へのアプローチが多く行えることが特徴です。
2025年5月より時間帯別での配信調整が実装され、6時間ごとでの細かな配信設定が出来るようになるなど、より効率的に求人を配信するための機能拡大が行われています。

求人ボックス

「〇代男性、〇代女性」等のセグメントで配信の強化、配信求人がどのような検索キーワードで見られているかの確認や、「注力キーワード」を設定し特定の検索ワードへの配信強化、「配信対象外キーワード」を設定し特定のワードで検索したユーザーには配信されないようにするなど、求職者へのアプローチを調整出来ることが特徴です。

まとめ

このように有料での求人掲載配信といっても様々な形態があり、それぞれに以下のような特徴と適した活用シーンがあります。

掲載方法 特徴
掲載課金型 パート・アルバイトでの人気職種など、獲得難易度の低い求人への応募獲得に向いている
応募課金型 応募がつくまではコストが発生しないため、業種問わずコストは抑えやすい
採用課金型 専門性が高く、資格が必須となるような求人に向いている
クリック課金型 傾向や分析結果を元に細かな配信調整が行え、PDCAを回すことで業種問わず効率的・効果に応募獲得を目指せる

求人の課金モデルには一長一短があり、自社の採用目標・リソース・職種によって最適な選択肢が異なります。
単純な金額比較だけでなく、自社の採用ターゲット・募集職種・求めるスピード感等に応じて、「どれが良いか」ではなく、「どれが自社に合っているか」を基準に選ぶことが、成功への近道です。

最後に

「自社にはどの求人手法が合っているのか分からない」「費用対効果の高い採用方法を知りたい」
——そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひイオレにご相談ください。
イオレは、長年にわたり採用広告領域で多くの企業様を支援してきた実績と知見があります。
Indeedでは「ゴールドパートナー」として認定を受け、HRアドプラットフォームでは「日本の人事部 HRアワード2021」にも入賞しました。
そのほか、スタンバイ・Yahoo!/Googleを始めとするweb広告・SNS広告など、多様なチャネルでの採用支援に対応しており、業種・職種・採用規模に応じて、最適なプランをご提案しています。
まずはお気軽にご相談ください。貴社の採用課題に合わせたご提案をさせていただきます。

実施に関するご相談など、
お気軽にお問い合わせください。